統合失調症は100人に1人がかかる病気と言われています。
脳のいろいろな機能をまとめることが難しくなる病気で、幻覚や妄想といった陽性症状、感情が乏しくなってしまう陰性症状、生活する能力に支障が出てしまう認知機能の障害があります。
陽性症状には自分の悪口が聞こえる、誰かに命令されている気がする、電磁波やテレパシーのようなものを感じる、監視されている、自分の考えていることが他人に伝わるといったものがあります。
陰性症状は発病から期間が長くなると目立ってくることがあり、意欲がなくなる、感情が鈍くなって興味がなくなってしまうといった症状です。
物忘れが増える、計算ができない、家事がうまくできないなど、認知機能にもしだいに支障が出てくることがあります。
薬物療法によって、そのような症状を抑えることができます。再発しないように薬の量を調整していくことも大事です。
活発な症状がある時には入院治療が必要なこともあるため、専門的な病院を紹介させていただく場合があります。